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ソフトウェア開発者として働く人の技術的なメモ

WordCamp Tokyo 2011に行ってきました

[caption id="attachment_1379" align="alignright" width="300" caption="戦利品。わぷーのステッカーは人気なのか、帰り際に一枚もらえただけでした。"]戦利品[/caption]

先日、友人に誘われてWordCamp Tokyo 2011に参加してきました。

(我ながらひどい話ですが…)前日まで参加申し込みが必要なのを知らなくて、Twitterで関係者に確認したりして慌てたのですが…会場につくとその辺はゆるかったので、どうやら大まかな参加者数を知りたかったようです。

イベントは長丁場で、9時ぐらいから、全部終わるのが確か17時とか18時で、そこから懇親会があったりと一日がかりのイベントです。私は9時頃から参加して、17時に抜けましたが、1つのセッションの時間が短いので、あれこれ聞いているうちにあっという間に時間が経ってしまいました。

運営がかなり手厚く、ほとんどUStreamで見られるようですね。私が見たプログラムと、その感想を少しご紹介します。

WordPress、使ったことないんだけど」という方や、仕事でバリバリ使っている方、デザイナー、プログラマ、学生など多種多様なバックグラウンドをもった方がいて、セッションも複数に別れて行われていました。個人的にはテクニカルトラックの内容が少し浅かったので、もっと突っ込んだ話が聞きたかったのですが…そういうのはWordBenchというイベントで聞ける、らしいです。

テクニカルトラック

WordCampTokyo2011 WordPress プラグインを作って世界と交流しようぜ! – 宮内隆行

http://www.ustream.tv/recorded/18768771/highlight/221122

WordPressプラグインは自作できるが、それを一般公開(公式ディレクトリに登録)することでメリットがある、という内容の講演。メリットは以下のものが挙げられていました:

  • 顧客がいる場合、個別にバージョンアップしなくてよい(デプロイが楽)
  • 公式ディレクトリは容量無制限なので、ファイルサイズを気にする必要がない
  • 公式ディレクトリが差分管理してくれる
  • ユーザからのフィードバックや、パッチの提供を受けられる

一方でデメリットは次の通り:

  • 知らないユーザの手に渡るため、ソースコードが使い回される
  • (あと何か言ってましたっけ…)

講演の内容としても、公開しようぜ!というものだったので、デメリットは少ないのは当然なのですが…。プラグイン開発でお金を稼ぐのは、WordPressGPL準拠なため、プラグインを有償化しても再配布を防げないことや、寄付による収入は非常に微々たるものであるということで難しいようです。

また、公式ディレクトリへの登録はほぼ無審査で行えるため、非常に簡単なようです。

WordCampTokyo2011 WordPress の動作原理詳説 – 大曲仁

http://www.ustream.tv/recorded/18769464/highlight/221124

WordPressがおおざっぱにどのように動いているかを解説して下さいました。このタイミングでこの設定ファイルを読み、このフックが使える…など。細かい説明になってしまうので、詳しくは上の動画で。

WordCampTokyo2011 WordPress ハイパフォーマンスチューニング Reloaded – をかもと

http://www.ustream.tv/recorded/18773749/highlight/221129

このセッションが個人的には一番よかったです。大雑把に言えば、WordPressをもっと早くしよう!という内容です。

WordPressが遅い場合には、大きく分けて2つの原因があり、それぞれ更に原因が考えられるとのこと:

どこにボトルネックがあるかを探るためには、Debug Bar と Debug Bar Extender というプラグインが便利なようです。そして一般的には、MySQL側よりもPHP側に原因がある事のほうが多いそうです。MySQL自体のチューニングはmysqltuner.plに任せるとして、PHPのチューニング手法について、セッションの中で述べられていたものを紹介します。

  • WordPressをあまり立ち上げない
    • 存在しないファイルなどにアクセスした場合にも、WordPressが起動してしまう。mod_rewriteなどで対処。
  • expireヘッダを利用し、ブラウザにキャッシュさせる
  • Apacheではあく、lighttpd, nginx+Apacheを試してみる
  • WEBサーバの多重化(nginxを使うと簡単)
  • APCなどでPHP中間コードをキャッシュ
  • Object Cacheという、WordPressが起動すると必ず読み込まれる変数群をキャッシュする
  • WP Super Cacheプラグインなど、キャッシュプラグインを試す
  • リバースプロキシの導入

いっぱいあって大変そうですね…。しかし闇雲に試すよりは、まずはDebug Barでプロファイラなどを確認して、どこに時間がかかっているかを調べるのが先決ですね。

このブログは、さくらインターネットVPSに乗っているのですが、結構重い。この原因も調べないと…。

WordCampTokyo2011 WordPress.com の裏側 – ジョン・フォード(John Ford)通訳:マクラケン直子

http://www.ustream.tv/recorded/18774419/highlight/221133

講演時間が長めに設定されていたのに、半分ぐらいの時間で終わってしまったのが残念。(しかも半分は通訳の方がしゃべっていたので、ジョン・フォード氏は10分ぐらいしか喋ってない…)。内容も、WordPress.comを運営しているAutomatic社は世界分散型の会社で、固定されたオフィスを持たない、おもしろい会社で…という部分が印象に残った程度です(^_^;

ユーザー/ブロガートラック

WordCampTokyo2011 WordPressの現在とこれから – マクラケン直子

http://www.ustream.tv/recorded/18771159/highlight/221005

WordPress初期の様子や、そこから現在のWordPressがどう出来上がったかをご紹介頂きました。「これから」と書かれてありますが、明確に「こうしたい!」というのは無いようですが、WordPressの基本的な使い方である「記事を書く」という機能を更に充実させ、ユーザが執筆しやすい環境を整え、ユーザーフレンドリーなツールにしたい、とおっしゃっていました。

WordCampTokyo2011 WordCamp Tokyo スタッフおすすめ!WordPress の面白いプラグインやテーマカスタマイズ – 星野邦敏

http://www.ustream.tv/recorded/18772129/highlight/221006

ひたすら便利なプラグインをご紹介頂きました(笑)。WordPressコミュニティで有名なプラグインが知れるとあって、一人でプラグインを闇雲に調べるよりもよいプラグインが知れました。個人的に「いいな」と思ったのは、次のプラグインです:

  • WordPress Related Post for Japanese
    • 記事を形態素解析して、似た記事をユーザーに表示してくれるプラグインです。「こんな記事にも興味があるかも」という、よくあるやつですね。形態素解析のため、Yahoo!のアカウントか何かが必要なようです。MySQLMeCabあたりでもできそうですが。もうあるのかな。
  • WP Touch
  • FeedBack Campuru
    • TwitterなどのSNSで、投稿記事に関する話題を集めて、コメント欄に表示するプラグインです。最近だとブログを読んでも、感想や意見はTwitterに流してしまうことが多いので、WordPressにコメントが付きづらく、「一見もコメントないけど、コメントしていいのかな…」という気持ちになってしまいます。そこでTwitterなどのつぶやきをコメント欄に表示させることで、少し賑やかにしてくれるんですね。