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ソフトウェア開発者として働く人の技術的なメモ

東京Ruby会議10 でレポートを書いてきました

2013年1月13日、14日に東京Ruby会議10が行われ、この会議にレポート担当として参加してきました!

発表内容の詳細は、私が書いたレポートも含めて後日「るびま」に掲載されるので簡単に触れるのみとして、このエントリーではレポート担当になった経緯や、レポート担当から見た会議の様子等をご紹介します。

追記1 後日、3日目として行われた大和田 Ruby 会議の様子「大和田 Ruby 会議でもレポートを書いてきました」も合わせてご覧ください!

追記2 るびま41号にて、私も執筆に関わった東京Ruby会議10のレポート「RegionalRubyKaigi レポート (33) 東京 Ruby 会議 10」が公開されました。こちらも合わせてご覧ください!

東京Ruby会議10とは?

東京Ruby会議10の公式HPから、開催概要を引用します:

[caption id="attachment_2029" align="alignright" width="300"]セッション開始前の、実行委員長のこしばさんからの開会宣言です。 セッション開始前の、実行委員長のこしばさんからの開会宣言です。[/caption] 「東京Ruby会議10」は東京地域で10個目となる国内最大級の地域Ruby会議です。 東京圏で在住・活動している方を中心に会期二日間のべ800人規模で一同に会し、日々の活動や技術についての発表、議論、参加者同士の交流を行う大規模な催しカンファレンスです。 Rubyに興味がある人たちで集まり、日頃行なっていることや普段活用している技術についての話をして、2013年の活動をブーストしていきましょう!

このようにかなり大型の勉強会で、Rubyist たちが集まって交流し合うことが目的の会です。

特にこの会議の副題が "話そう、集まろう、いつものRuby、日常のRuby" ということで、Ruby の技術自体についてより、RubyRuby on Rails を使って楽しく趣味でプログラミングしていることや、どうやったら Ruby の勉強会を開催できるのかなど、常日頃 Ruby をどのように使っているか・関わっているかというお話が多くなっています。

参加のきっかけとレポート担当について

参加のきっかけは、(たしか…)Twitter でイベントの告知が流れてきたことでした。

レポート担当として応募するのは少し緊張しましたが、記事を書くなら私にもできそうだと思ったこと、レポート担当ということで、一つ一つの発表を丁寧に聞けると思ったこと、Ruby 界隈のイベント状況が全く分からなかったので知りたいと思ったことから、応募しました。

Ruby を普段使っている方々が沢山あつまるイベントなので、昔本を読んで勉強して、学生のアルバイトの頃少し使っていただけの私が参加してもよいのかな…と不安もありましたし、知り合いも全くいないので人見知りモードに突入するのは目に見えていたのですが、気分がポジティブなときに「まぁなんでも経験かな?」という思いが参加を後押ししてくれました(^_^;

ポジティブという単語を使いましたが、こういうイベントに参加したり発表したりする人が必ずしも常に前向きな人たちばかりではない、と会期中に知ることができました。私も結構気分に波があって、「イベント出たい!新しいこと知りたい!色んな人と話したい!」と思う日もあれば、何もしたくなく、一日中ぼーっとしている日もあります。今回のイベントに出て、みんなうまく自分の性格と折り合いを付けて生きてるんだなと知りました。例えば @yaotti さんの発表では、「意識が高い」時にイベントにまとめて登録してしまうと仰っていました。こういう自らの動かし方も、一つの自分との付き合い方なんですね。

私もポジティブな気分の時にこのイベントのレポート担当として応募して、非常によかったと感じています。勉強会の1から10まで…とはいきませんが、運営側がどうなっているのかを知ることが出来たし、何より Ruby コミュニティの面白さを知ることができました。前日入りまでして近くの宿に泊まって、イベントをお手伝いできて、最後に大雪まで降ってきて(笑)、とても思い出に残る経験となりました。

勉強会やセミナーって、みんなが一丸となって一つのイベントを作り上げるサマが素敵だなと思います。最後は大雪で中断せざるを得ない状態になってしまって、実行委員長のこしばさんが言葉に詰まっているのを見て、いつも気丈で明るい方なので驚いた一方、イベントに掛ける思いや責任感は私が想像しえないものだったと思います。他の方も仰っていましたが、そんな気持ちのこもったイベントにスタッフとして関わることができて、本当に貴重な体験ができました。

イベントの様子

[caption id="attachment_2030" align="alignright" width="300"]レポーター席の様子 レポーター席は会場中央に用意して頂きました。休憩時間等では Twitter のイベントハッシュタグを追いかけ、たまにレポーターの様子もつぶやいていました。[/caption]

レポート班

レポート班のお仕事は、全てのセッションのメモを取り、後日「るびま」に掲載する記事を作ることです。そのため、会期中は各セッションのメモを取ることがお仕事となります。

嬉しいことにホール中央の見やすい位置を頂き、発表に集中することができました。最初はちゃんとメモを取れるか不安でしたが、半ばこの日のために買った MacBook Air が大活躍してくれました。

メモを取っていて気付いたんですが、メモしやすい発表としづらい発表があるんです。高橋メソッドのようなスライドが頻繁に更新される発表だと、発表内容の構造化が見えづらく、スライド内容を全てメモしようとしてしまうため、メモ量が格段に増えます。もちろん重要なことは発表中に何度も繰り返されているため、共通部分を中心にレポートを作成することが可能です。

もう1つ大変だったのは、図が出てきて「こんな感じです。次に~…」というように、図だけ見せて次に行ってしまう場合。情報量の多い図を短時間でメモするのは不可能なので、この点は後日動画を見返すか、全体の流れを見て詳細すぎると判断すれば割愛することとなりそうです。

会場の場の盛り上がりなどもメモ出来たので、会場の雰囲気も含めて後日レポートでお伝えできればと思っています。

セッション内容について

全てのセッションの詳細は後日「るびま」にてご紹介しますが、私が特に印象に残っているセッションをいくつかご紹介します。

追記 るびま41号にて、私も執筆に関わった東京Ruby会議10のレポート「RegionalRubyKaigi レポート (33) 東京 Ruby 会議 10」が公開されました。こちらも合わせてご覧ください!

「趣味とRubyと私」 by @ainame

ミクシィの生井さん(@ainame) の発表です。Ruby を学びたいが仕事では Perl なので、Ruby は趣味と割り切って色々開発しちゃおう!という趣旨の発表でした。私は今まで、仕事で使えなければあまり言語を学んでも意味がないのかな…と思っていたので、趣味だと割り切って積極的に活動したり、Ruby 関連のイベントに参加する @ainame さんの活動が目新しいものに見えたし、とても楽しそうだなと感じました。

趣味で gem を作って公開すれば、まとめて時間が取れる土日が来るのも楽しくなりそうですね。

プログラミング未経験なんて怖くない by @akiinyo

永和システムマネジメントの田垣さん(@akiinyo)が、プログラミング未経験の頃からどのように日々学習しているかの発表です。私も新卒1年目で、どのように日々学習していったらよいのか考えていたところなので、よい刺激になりました。分からなくてもとにかくソースコードを読む、という姿勢は、私も取り入れたいと思います。毎日元気な訳じゃないけど…と仰っていたのですが、惰性でも何でも習慣づけることが大切なのかもしれません。

周囲の助けを得ながら楽しく開発するためのあれこれ by 蓮尾さん

万葉の蓮尾さん(@thso83)の発表は、仕事での心配や不安をどのように解決したらよいか「あれこれ」した経験についてでした。

私もかなり心配性なので、同じ悩みを抱えていました。誰に聞いたらよいのか分からないとか、この不安な気持ちをどうやって伝えればいいのか…こうやって書くと恋心みたいですが(笑)、その中で非常にユニークだったのが、フリスクの箱に心拍数を計測する装置を仕込み、MacBook の CapsLock のライトがそれに従って点滅するという解決方法。心拍数を繁栄するので、緊張していればよりチカチカして、緊張が相手に伝わるというものです。あまりにも斬新な解決方法に会場は拍手喝采!黒Ruby会議を除いて、瞬間的に一番会場が盛り上がった瞬間でした。

日本酒評価サイトと xDD by @ginkouno

河野さん(@ginkouno)は現在フリーランスで開発しており、日本酒評価サイトを構築しているそう。その際に、モチベーションは有限であると言い、大切なモチベーションをどのように維持するかをユーモアたっぷりにお話頂きました。

ADD(アルコール駆動開発)、BDD(ビール駆動開発)、NDD(生ハム駆動開発)など、常に会場から笑いが湧き上がる発表でしたが、もっともおススメなのはCDD(コミュニティ駆動開発)。やはりモチベーション維持には、自分と同じ人・違う人がいて、自分の作ったものを見てくれるコミュニティが一番だと締めくくりました。最低でも2人以上!ということで、やはり日々切磋琢磨できる間柄が重要なんですね。

Sole Rubyist's Fight by @yaotti

QiitaKobito の開発者、@yaotti さんは、会社で唯一のエンジニア。この状況でどのようにモチベーションを維持するかをお話頂きました。基本方針は「プログラマなので、コードで解決しよう!」というもの。精神論や「やる気」は日々変わるものなので不安定で信頼できないものといい、怠惰でも「意識の高い人間」になる方法を伝えました。

github を用いた方法や Hackathon で普段話さない人たちと話して刺激を受けるという話がありました。その中で私が実践しようと思ったのは、意識の高い間にイベントにまとめて登録してしまうというもの。登録してしまえば、もう行くしかない…という状況にしてしまうんですね。私もたまにこの手のことはやるんですが、他にもいたんだという安心感を得ることができました。

How to change the world by @matz

言わずと知れた Ruby のお父さん、@matz の発表は、Ruby が(少し)世界を変えられた理由と、どうやったらこれが実践できるか、というものでした。まずは小さな世界を変えるために「気持ち」「姿勢」「モチベーション」を高く保つこと、未来へのリスクを下げるために「小さく賭ける」「たびたび賭ける」「撤退は素早く」すること、そして世界を変える鍵となるのは「テクノロジー」「コラボレーション」「オープンソース」だと説きました。

発表中に私がもっとも印象に残ったのは、「自分が何に興味をもつかは、自分ではコントロールできない」という一言でした。私はまだ働いて1年目なので色々やってみるのは必要ですが、しばらくして自分の興味が固まってきたら、そこに注力してよいのかもしれません。その方が自分の力が出せるし、モチベーションも長続きするはずです。

Ruby会議?

ビデオ撮影もレポートも配信予定はなく、その場限りの、ちょっとブラックなセッションでした。非常に面白かった、とだけお伝えします!黒Ruby会議が行われるイベントでは、ぜひぜひ聞いてみてください。

イベントの様子を写真でお伝え

休憩中等に撮った写真をいくつか。賑わっている雰囲気が伝われば嬉しいです。

[caption id="attachment_2031" align="aligncenter" width="600"]受付の様子 受付の様子です。参加受付やノベルティの配布などを運営スタッフが行っています。[/caption]

[caption id="attachment_2033" align="aligncenter" width="600"]感じたこと板 イベント参加者やスタッフが感じたことを、付箋に書いて貼ることができます。[/caption]

[caption id="attachment_2034" align="aligncenter" width="600"]会場の様子です。かなり大きな会場でした。 会場の様子です。かなり大きな会場でした。[/caption]

[caption id="attachment_2035" align="aligncenter" width="600"]ワークショップ 別室でワークショップも行われていました。こちらも大盛況。[/caption]

[caption id="attachment_2036" align="aligncenter" width="600"]電源休憩室ではPC等の電源補給と、コードゴルフの問題が出題されていました。こちらの部屋でもセッションが聞けるため、こちらでくつろぎながら発表を聞いている方も多かったです。 電源休憩室ではPC等の電源補給と、コードゴルフの問題が出題されていました。こちらの部屋でもセッションが聞けるため、こちらでくつろぎながら発表を聞いている方も多かったです。[/caption]

[caption id="attachment_2037" align="aligncenter" width="600"]雪 イベントは二日間行われたのですが、二日目はあいにくの大雪でイベントは途中で中止に。大変残念ですが、後日振替が検討されています。[/caption]

[caption id="attachment_2038" align="aligncenter" width="600"]ノベルティなど バッグやバッジなどが配られました。バッジは参加者同士が違うものをもっていて、交換して4つ集めると、5つ目のバッジが貰えます。私は一つ集めきれませんでしたが、事前懇親会だけで配られたバッジがあるので5つゲットできました。[/caption]