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ソフトウェア開発者として働く人の技術的なメモ

学ぶことの面白さとチーム開発について

ここ3ヶ月ほど、NHK ラジオ講座と TED Talk で英語のリスニングをしていて、定点観測しているわけでもないのでスキルが向上しているかは分かりませんが、そのおかげかいろいろな書籍を読むことも増えて、知的好奇心をかなり満たせている昨今です。

Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever. (明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ。 ) マハトマ・ガンジー[Mohandas Karamchand Gandhi]

この言葉を最近読んで、ふと浮かんだのが大学の頃に勉強をやめたフランス語のことでした。

大学の第2外国語でフランス語を選んだのですが、元々語学を学ぶのが好きだったので、必修以外にもフランス語の講義に出て、必修期間が終わった後も講義に参加し続けました。ただ講義を続けていくとどんどん上級クラスになり、周りにはフランス留学を考えている人ばかりが集まるように。純粋に楽しかったフランス語の授業が、何か目的がないと出席できないような気がしてきてしまい、3年目の後期に講義参加をやめました。せめてものお礼にと、フランス人の先生にフランス語で頑張ってメールで、「どうしてフランス語を勉強していたのか分からなくなった」と伝えると、「目的は人それぞれですが、また学びたいと思ったらいつでも来てください」と返事がありました。

目的あっての勉強という考え方は、この後の研究生活にも色濃く悪影響を与えてしまった気がします。僕が入った研究室では、研究室の方針で、当初やりたかった研究とは違う分野(プログラミング言語)の研究を勧められました。最終的には元々やりたかった研究をさせてもらえたのですが、やや遠回りしていたと思います。

フランス語も研究の話も、目的を前提に考えると無駄な時間を過ごしたのかもしれません。ただ、最近ではどちらも凄く役立っていて、例えばフランス語を勉強したおかげで英単語の語源が分かるとか、町中のフランス語の発音や意味が分かるとか、研究で言えば、プログラミング言語の勉強ができたことは今の仕事に非常に役立っているし、もっと言えば研究室柄からデータマイニングに興味を持って、今の会社に興味をもって就職することができました。

経緯はともあれ、学んだことが目的とは関係なく自分の人生で生かされることがあると知って、人生って不思議だなぁと最近よく思います。こんなこと思っているので、何かを学ぶことが最近とても楽しいです。

 

最後に、最近読んで面白かった本のご紹介です:

リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営

実際のプロジェクトでどのようにアジャイルやリーンの原則を適用してきたかが書かれていて、写真がふんだんに掲載されていて楽しい本です。印刷すると7メートルにも及ぶ1つの巨大クラスをメンバーに見せてリファクタリングの必要性を訴えるなど、思わず驚いてしまうものもありますが、多種多様な考え方やステークホルダがいる中で、どのようにプロジェクトを進め、カンバンを運用・拡張してきたかを知ることができます。薄い本ですが、アジャイルやリーン、スクラムについても簡潔にまとめられているので、仕事中に手元に置いておきたいと思っています。

最近開発リーダーになったので、もうちょっと開発手法やチームビルディングについて勉強しようと思い、この本を手に取りました。同じアジャイルを考えるにしても規模やシチュエーションが違えば適切な運用方法は異なるので、試行錯誤しながらよい形を見つけていこうと思っています。例えば、無限に増える機能要望を可視化してプロダクトバックログを作り、プロダクトオーナーの人を見つけて優先順位を付けてもらうなど、ちょっとずつではありますがアジャイルの実践を始めています。

Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか も有名な本ですが(読み途中ですが)、他の会社でどういう風にチームビルディングして、開発を進めているのかに最近興味があって、そういう話し場が欲しいなぁと思っています。セミナー形式じゃなくても、単なる飲み会でいいと思っているので、同士がいればご連絡ください(笑)。人数集まれば主催するかもしれません。

ではでは。